読書は教育において絶対的正義と言えるのだろうか

うちの子はゲームばかりしている。私の子供の頃はそう嘆く親が多かったですが、最近はもはやスマホで何をしているかわからない、という方の方が多いでしょうか。そんな親の多くは我が子が読書していたら、安心したり自慢げな気持ちになるのではないでしょうか。では、本当に読書は教育に良いのでしょうか。子供が読むことを前提に書かれた本は、国語力を鍛えて、道徳心を養う助けとなるでしょう。ですが、大人が読むことを前提に書かれた本を子供が読むことの影響は微妙なところです。私自身、10代の頃に読んだ一般文芸で、大人や社会の汚い面をたくさん知りました。貴重な経験でしたが、親はそれを求めていなかった気がします。子供に本を読ませることを手放しで推奨する親は、自分があまり読書経験がないように思われます。例えば中学生の子供が太宰治の「人間失格」を読んでいてうちの子賢いと喜んでいる親に、主人公がヒモになり何度も自殺未遂をして最後は薬物中毒で廃人となる話だと教えたらどう思うでしょうか。親にスマホばっかいじってないでたまには本でも読めと言われている学生諸君、今すぐ青空文庫にアクセスして教育に悪そうな小説を読んでるふりをして両親を喜ばせてみたらどうでしょう。